生活動線も意識しよう!リビングの間取りを決める上でのポイント

リビングは生活動線が混線しやすい

生活動線とは、家で生活するときの動きを表す線のことです。朝起きてからの1日の生活行動(洗面・トイレ・食事・外出・入浴・就寝など)を線で表します。生活動線が混線してしまうと、移動のたびに家族同士がぶつかりあい、生活しづらい家になってしまうかもしれません。暮らしやすい家を設計したいのであれば、生活動線に配慮されている間取りを選ぶことが重要です。リビングは家の中心となりやすいポイントです。使いづらい家は、いずれかの生活動線がリビング上でぶつかり合っていることが多いです。リビングの間取りを決める前に、生活動線を見直すようにしましょう。

なお、生活動線は主に家事動線・衛生動線・来客動線・通勤動線の4つに分けられます。

リビングの間取りを決めるのは生活動線を整えてから

リビングの間取りを決める際には、4つの生活動線を図面上に書き入れてみて、それらが混線していないか確かめることが大切です。

その上で、それぞれの動線に次のような調整を加えてから、リビングの間取りを決めてください。家事動線であれば回遊動線を意識して間取りを調整しましょう。家の中をスムーズに動けるようになるので、家事が捗ります。衛生動線ではプライバシーが守れるエリアに動きが集まるようにするのがおすすめです。来客動線は他の動線と触れ合わないように設定するとよいでしょう。来客時でもストレスを感じずに暮らせるようになります。通勤動線はなるべくリビングを通らずスムーズに外出できるようにすることが重要です。これらの動線の調整ができたリビングはくつろぎ空間として最適なものとなるでしょう。